Diary No.44 「訃報」
その後、音信不通であるが、また連絡を取ってみたいと思うこの頃である。
先日届けて頂いた数話の資料から先ずはこの話から・・・と思い、43話を更新致しました。しかしながらとても残念なお話をしなければなりません。この43話で登場する、船舶工兵第一聯隊の艇隊長小堺氏が85歳でお亡くなりになられたそうです。
しかもこの原稿を届けて頂き、更新した後すぐに連絡があったとの事です。 私自身小堺氏にはお逢いした事は一度もなく、塚本氏から拝見させて頂いた写真でしか顔を知りませんでした。
しかし私はまるで何回もお逢いしたことのあるかのように悲しくなってしまいました。 「何故、この記事から更新しようと思ったのか?」これで解ったような気がします。
小堺氏は既にこの新・戦陣の断章に登場しておりますが、「マーカス岬の戦闘」が成功したのも、これ小堺氏の慎重な判断と周辺海域を熟知していた賜物であると私は思っております。
進攻中敵の魚雷艇を二隻撃沈した功績は、艇隊長率いる船舶工兵七隻の戦果であり、
米海兵隊公刊戦史にも記録されております。
小堺氏には心からご冥福をお祈り致します。
本当にご苦労様でした。
------------------黙祷--------------------------------------
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