Diary No.11「ニシキヘビの輪切り」
我々の戦場には幸い猛獣はいなかった。河にはワニがおり、細い小さな毒蛇、さそりぐらいだったと記憶している。たんぱく質補充のため各部隊で鶏を飼っていた 野生に近く、小屋の中でもバタバタと高く飛んでしまうため屋根がなくては飼えなかった。 「戦陣の断章」にも書いてあるが、私の個室(?)の枕元で卵を産んだりして絞め殺すのが可哀想で、お互いにやりあう光景もあったし、捌くのがこれまた一苦労で大変だった。 ある朝鶏小屋が大騒ぎ !!行って見ると腕ぐらいあるニシキヘビが絡み付いている!! それ!!っとばかり小銃で蛇の頭を撃ちぬいた!! さすがのニシキヘビもグンナリし、暫く悶えていたが息絶えたようだ。 貴重な小銃の弾丸を乱用したのだから大変である!!しかしそこは何とか事なきを得た。 ニシキヘビは蛮刀でぶつ切りにして貴重な蛋白源となった!骨が硬く口の中で肉だけを食べ分けるのには技術がいった(笑)
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