昭和16年7月、日本は対米英開戦の瀬戸際に立たされており、 万一の開戦に備えて新しい軍の編成やそれに伴う部隊の動員の準備中でありました。 昭和16年8月初旬、広島県福山市西郊の西部六十三部隊に、広島、香川、高知の各県より予備役を召集し、 新設の第六十五旅団司令部歩兵第百四十一聯隊を編成しつつあり、昭和16年八月十日、福山の「歩兵第四十一聯隊」補充隊の昭和13年、14年、15年徴兵の現役兵はこの新設中の歩兵第百四十一聯隊に転出を命ぜられ、これらの現役兵を基幹に聯隊の編成は着々と進められていきました。昭和16年9月10日、初代聯隊長の今井武夫大佐と浮田幸雄少尉は、宮中に参拝して新たに「軍旗」を親授され 、ここに「歩兵第百四十一聯隊」は誕生致しました。
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