Diary No.47「合掌」
このサイトの主人公塚本氏の資料記録証言を基にDOWを記してきましたが、 偶然の出逢いから10年と云う月日はあっという間に過ぎ、誠に残念ながら氏は鬼籍に入られました。 文武両道でありバンカラも実践。復員後もその反骨精神は衰える事は無く荒廃した敗戦直後の縦割り社会の中で地域トップに直談判計画を画策し有志を募りこれを組織。No,2に「諸君らの言いたい事は解った。この文書は必ず上に伝えるからどうかこの場は抑えてくれ」と言わしめた氏の脳裏にはいつも優秀だった上官の行動が根強く残っていたと思うし、氏もそのように語ってくれたあの日がつい最近の様に思い出されます。 自分など優秀と云うには到底及ばない人物だと自負しておりますが、志とは何か?と云う言葉の意味は知っております。それを貫く事、そこへ達することが如何に大変で困難な道のりでありまだまだ志半ばの若輩者でありますが、時代は違えどもその魂を受け継いで行く所存であります。 氏のDIARY OF WARはこの稿で完結と致します。今まで閲覧して頂いた諸氏に感謝するとともに数秒でも構いません。黙祷なり合掌をして頂けたら甚幸であります。
「戦陣の断章外伝」と、当サイト掲載の写真・文章の無断転載を禁じます。 引用、二次利用の際は出典を明記し「戦陣の断章外伝」から非公開コメントとしてお寄せ下さい。 Copyright (C) 2005〜 新・戦陣の断章〜BLADE ARTS&SAMURAI SPIRITS〜
お問い合わせは「戦陣の断章外伝」から非公開コメントとしてお寄せ下さい。